風水家相講座(24)「生年月日から導かれるもの」  2回シリーズ・・・・その一
当HPの裏話NO1とNO2に関連して全国の多くの方からご質問を受けておりま
す。
これが種々雑多な質問に派生しています。
当HPオリジナルの論点ですので専門家と称する人々からの接触もあります。
彼ら占い師にとって このことが重要な点であることに気づいた事を多とします。
今回は質問の趣旨を総括して以下のように解説します。

私が気学の立場から人の性格、運勢(過去現在未来)を判断する場合、生年月日をお
聞きしてこれを干支九に置き換え、更に所定の分類(4種類)にこれらを当てはめる
作業から始めます。
4種類の分類とは
1、年月日の干を1000通り。
2、年月日の支を1728通り。
3、年月日の九と支を混合して1944通り。
4、日の干支九を300通り。
のことです。
通常、巷では生まれ年のみを対象にし
5、支(12)だけで。
6、干支(60)だけで。
7、九星(9)だけで。
または
8、生まれ月だけを対象にして支だけで。
やっているようです。このなかでも
9、上記8のそれぞれを・・・・星と命名したものが一番人気があるようです。
現実にキラキラと空に輝いている星の名が自分に置き換えられるのですからロマン
ティックで女性に受けるのでしょう。実はその殆どが十二支占いであり、12種の星
座にしか分けていません。
更に
10、生まれ年の十二支と生まれ月の十二支の両方を対象にして144に分けるやり
方は古くからあります。これが昔から一番ポピュラーだでした。しかし何故かその内
容には何の進歩もないようです(旧態依然)。
11、上記5、8を組み合わせたものの1種で誰にでも理解しやすくするためか12
ケではなく簡単な6ケに縮小し、その6ケに勝手な名前(・・・人)を付けた珍説
(物騒な言葉の連発と矛盾だらけな内容で、心有る玄人は殆ど近づかないもの)もあ
るようです。
手の込んだ派手な宣伝効果、テレビ出演で大衆の好奇心を掴み出版物はかなり売れ行
きが良いとか。この他
12、傾斜法と称し生まれ月の九星をもとに これを生まれ年の九星と混成して新た
な九星を作る方法があります。
その結果、生まれ年に配当されている自分の九星とは別な九星が導かれます。
たとえば「生まれた年の九星(年の本命)が二の人で7月生まれの人は月の九星(月
の本命)が六ですが年のニと月の六を混成して出した傾斜星は一となり、この人は
「傾斜一白の人」として扱うというものです。
だから上記5、7、8、9よりは何となく不思議になり有難く感じることが出来ると
思われます。
生まれ月の九星をも計算に入れる工夫をしているところが、ただ生まれ年の九星だけ
で一律に見られてしまう(上記7)よりはずっと占いらしくなり神秘的なのでしょ
う。
しかし(9×9=)81通りになるはずなのですがそうではなく、年と月の九星は一
緒くたにされて、わずか8つにまとめられてしまいます。
結局は九星そのもので内容は上記7と同じで簡単ですから誰にでもわかります。
不思議なプロセスを経て導いた結果が誰にでもわかる内容なのですから素人受けはし
ますが代わり映えはしません。
然も五黄(中宮)傾斜になると何故かアイマイになり、「人の性格や運勢には中宮は
在り得ない」から五黄(中宮)傾斜はない(これによると傾斜星は9星ではなく8星
になってしまう)とか、同じ傾斜星になるはずなのに男と女で違う傾斜になるとか諸
説があり一定していません。何故そうなるのかについては上等な理由付けもなく「こ
れらを総合的に考察する」などというアイマイな表現だけで説明が終わっています。
この単純なプロセスを明かさずに、他人の生年生月を聞き出し九星の所謂象意と称す
る、所定の(出回っている)説明書を見て(少し上等になると九星別の特徴の要所を
若干暗記しておいて)「貴方の性格は・・・・」などと答えるやりかたで、これをを
商売にしている人もかなり多いようです。

13、上記12と似て非なるものに生まれ年の九星をもとにこれを生まれ月の九星で
分類している人もいるようです。
しかしここでは、生まれ月は違うのに同じ扱いになるケースが出て来る不都合があり
ます。
具体的には2月と11月、3月と12月、4月と翌年の1月はそれぞれ同じだという
のです。
12ヶ月を9つの九星に配分するのですから3ヶ月が余るのは当然でこれを何かとダ
ブル
様にしないと収拾がつかず、上手くまとめたのでしょう。
しかしそれでも(9×9=)81通りになりますので上記12よりは若干進歩してい
ると云うことができます。

14、上記13と似て非なるものに生まれ年の九星をもとに生まれ月の12ケ(1
2ヶ月)を別々にする方法があります。
これが上記5から13までの中では一番まともなやり方といえます。
(9×12=)108通りになっていて一応の説明は可能になるからです。
これは生まれ年の九星を十二支で分けると言ってもいいはずなのですが、十二支に分
けているとは言わずに各月(12ヶ月)に分けると称している点でも主張に一貫性が
あって良いと言えます。

15、納言(ナッチンと読む)という運命判断法もあります。
昔の暦本にはこれについて色んなことが記載されていましたが現在では市販の暦の表
紙裏にある年齢早見表のところに干支と共にわずかに載っています。
その意味を説明してある場合は少なく、載っていてもほんの僅か。
しかし最近復活の兆しがあるらしいとのことです。
納言は60干支に五行(木火土金水)を配当してそれぞれに難しい名前をつけたもの
にすぎず、伝え継がれてきた言葉では「高等理論に属する」・・・とか相応の屁理屈
はあるらしいのですが何のことはない60を半分にまとめて簡単にし(名称は旧態依
然の難しさで)一般人に受け入れやすくしたものにすぎず、内容には話題にするほど
の深い意味はありません。此処では詳細の説明は省きますので追及したい方はメール
でお尋ねください。(yiu61861@nifty.com)

読者の方々は上述5−15のいずれかを採っているはずですが以上に述べたことを参
考にして自分が現に認識しているやり方は一体どれに該当するのかを吟味し、位置を
たしかめてみて下さい。

16、さて、本題に入って私の資料上記1234からみえてくる面白さを述べます。

@、九支干の特殊な組み合わせの星を挙げれば8グループあります。内容は次の通り
です。
A、3ゾロ(生年月日の九支干が3つ揃う人)が3組の場合。B、3ゾロが2組で残
り1組が2ゾロ(生年月日の九支干が2つ揃う人)の場合。C、3ゾロが1つで残り
2つが2ゾロの場合、D、3ゾロが2組で残り1つがバラバラの場合。E、3ゾロが
1つで残りの1つ目は2ゾロ、残りの2つ目はバラバラの場合。F、3ゾロが1つで
残り2つがバラバラの場合G、2ゾロが3組の場合。H、2ゾロが2組で残りの1つ
がバラバラの場合です。
このグループの並び型(九支干の並び方)を具体的に数で示すとAは333.Bは3
32、323、233.Cは322、232、223.Dは330、303、03
3.Eは320、302、230、203、032、023.Fは300、003、
030(尚、030は計算上はありうるが実際はない。何故ならこの並びは干九及び
干または九の3つまたは2つを兼ねるからである)。Gは222.Hは220、20
2、022となり合計23(実際は22)の並び方に表示できます。この8つはAか
らF迄の3ゾロシリーズ、GHの2ゾロシリーズの2つにまとめることができます。
つまり2シリーズ8グループになります。
この並びを持つ星はいずれも何らかの点で特徴を持つ星であり、この星を持って生ま
れてきた人にはその特徴が備わっていると言えます。

A、以上を前提に特記すべきこととしてまず上記1を見ると:
干が年月日と3つ揃う人(干の3ゾロ)には干が10種あるので10通りありま
す。
これには3ゾロ単独の場合と支又は九のいづれか又は両方の3ゾロか2ゾロと組み合
う場合とがありますが(上記@の通り)干単独3ゾロの特徴は男女関係に問題を持つ
ことです。
結婚しても通常のカップルのように最後まで添い遂げることが少ないと言えます。
離婚、一方の蒸発、自殺、早死などによります。
または一方の長期の病気による入退院で事実上夫婦とは云いがたい境遇になります。
一生独身で通す人が多いのもこの星の特徴です。
総じて、いい星の人とは云えません。

B、2は古くから最も良く研究記録されている分野です。
子丑寅・・・という現実の動物による違いで区別しますから簡単で親しみやすいせい
もあるのでしょう。
ここでは年と月とでわける方法つまり合計144に分類するところまでは伝説的にも
よくある話です。(上記10参照)
計算上は12の3乗で1728通りあるはずなのですが巷で1728をやっていると
言う話は今まで聞いたことがありませんので私はいつも不思議に思っています。
年月までは何とか仕分けできますが更に日までとなると分類記録も複雑且つ雑多にな
り1覧表にするにも相応の工夫と努力を要ますから其処までは想いつかないのでしょ
うか、それとも億劫でやる気になれないのでしょうか。
文房具類も稀有で不便な時代の先人が残したものをただ書き写す(間違わないで写す
のなら未だいい方)又は一部の改良をするだけでは、そのような結果にしかならない
のも止むを得ません。
労を駆使すれば簡単にできることなのですが・・・。
支の3ゾロは支が12種あるので12通りあります。
支単独3ゾロの特徴は良否の極端を行くことです。
一途な性格の為に暗示にかかりやすく世間を驚かせる行為をやるエネルギーを持って
います。
良の場合は業界で一流の偉業を為しその名を後世にとどろかせます。
否の場合は見た目では正常ですが精神面で非常に弱く内心に常にトラブルを抱えてい
ます。
両者とも変わったことをやって話題になります。

C、上記2のうちには異性との異常な問題を常に抱える星の組み合わせが17ありま
す。男女ともルックスは素晴らしい人が多く異性に大もてする人です。
しかし夫婦関係がある日突然まずくなり離れて暮らすようになるのも特徴です。
特徴の内容は上記Aにも共通しますが、その星の組み合わせはAとはまるで違いま
す。
身近な人にのみ大胆で他人にはその全く逆を上手く繕うので表面ではわかりません。
なお、十二支は取り扱いの歴史が古いため公表されている事項も多く、年月日の並び
等は一般のひとでも簡単に出せると推定します。
従って該当の17ケの星をズバリここに指摘することは(影響、落胆が多いと思いま
すので)控えておきます。
詳しく知りたい方はメールして下さい(yiu61861@nifty.com)

D、3から解ること:
a、1944人を詳細に分類し点数化すると、その序列は16になりますが、これを
さらに13に名称化すると特異な人として目立つ名称の人は最大吉の人36人(1.
85%)と最大凶の人18人(0.93%)が挙げられます。
b、この他の特異な人としては中宮小児殺持ちの人27人(1.39%)がいます。
aの2者は読んで字の如しだから説明は要しないでしょう。
bの人は男女関係が感心できない人生を送る人又はその種の配偶者と巡り合う人で
す。
この人はそのためにいつも暗い表情をし、他人に疑いの目をもって生活しています。
銭を持っていても心が不安定なので明らかにケチケチしています。
付き合いが長くなっても始めと変わりませんから、いつになっても他人からの信用は
得られません。
結局、先に行くほど孤立して寂しい生涯を送ります。
対策はこれに気づけばいいだけ。嘆く必要も運命に流される必要もありません。
そして何らかの形で気づくことができたら素直に生き方を直せばいいだけの話。
c、方極の人124人(6.38%)も特異な人に数え上げることができます。
これには7種類あります。
九星は五行によりそれぞれが祐気と剋気を持っていますが、この傾向から九星は5つ
に分類できます。
1、2・5・8、3・4、6・7、9です。
このうち1と9はそれぞれ単独のグループです。
方極には上記16と同じ考え方から3ゾロ、2ゾロ、ばらばらの並び方があります
が、これらを前提にグループ分けをしますと3ゾロは1.9(各2人(各0.10
%))及びその他のグループの3つ(計20人(1.03%))に、2ゾは年月、月
日、年日の3つ(各28人(各1.44%))に、バラバラは1つに計7種類にわけ
ることができます。
この7種類のなかで特別特異なものを挙げれば年月日ともバラバラの方極の人です。
この人は16人(0.82%)います。
世の中で目立つ活躍をし相応の評価を受け成功する人です。
但しこの人は方位の取り方の間違いが増え、これが累積してしまうと、とたんに精神
的肉体的に窮地に陥り自信を失うことになります。
過去現在の何らかの行為で社会的責任を問われて再起が出来なくなったりもします。
対策は上記a末尾に述べた通りです。
d、aとcを兼ねる人は注意を要する人であると言えます。
最大吉の人がcを兼ねる事がないのは不思議ですが、最大凶の人はどういうわけかc
を兼ねるのも不思議なことです。
6人(0.61%)存在します。
その中で年月日ともバラバラで且つ方極の人が2人(0。10%)いますが、この人
は残念ながら1944人中の最悪の人と言えます。
間違いなくトラブルメーカーです。
エネルギッシュに活動できる間は普通のやり方でないやりかた、不合理な方策を用い
てでも難関を突破しますが、窮地に入ると思い通りには脱出できなくなり大変な苦労
をすることになります。
e、bとcを兼ねる人も注意を要する人です。
27人のうち7(0.36%)人がこれに該当します。
存在確率は低いとはいえませんが、どういうわけか、なかなかお目にかかれない稀有
な人でもあります。
手先が器用なのですが飽きっぽく自分勝手で物事の判断を誤ることが多いのが特徴で
す。
共同事業は不向と自覚していますから、人の干渉を受けない仕事を始めますが途中で
挫折してしまいます。
この人はdの人と同様、祐気取りの効果に気づけば必ず何とかなる人と言える人で
す。

17、九支干は年月日のそれぞれに1つづつ(年月日いづれも3つ)配当されている
から九支干それぞれについて(同種の)同じものが幾つ揃うのか(3つ、2つ)とい
う視点で特徴を掴むことにすると16@のようになる。(8グループ)。
次に各グループは九支干が年月日のそれぞれにどのような並びで配当されているかを
見る。
Aは年月日ともに全く同じ九支干を持つ並び方になっている(1タイプ、1組のみ存
在)
Bは3タイプに分かれていて1は九支が年月日、干が年月/九支が年月日、干が年日/
九支が年月日、干が月日に並ぶ(3組の並び方がある)。2は九干が年月日、支が年
月/九干が年月日、支が年日/九干が年月日、支が月日に並ぶ(3組の並び方)。3は
支干が年月日、九が年月/支干が年月日、九が年日/支干が年月日、九が月日に並ぶ
(3組の並び方)がそれぞれある。つまりBグループは3タイプ9組あることにな
る。同様に各グループを吟味すると合計114組になる。明細はAが1組。Bが9
組。Cが27組。Dが3組。Eが18組。Fが2組。Gが27組。Hが27組で合計
114組になる。
九支干の組み合わせの中この114組はいずれも何らかの特徴をもつ星であることは
16@に述べた通りである。
出現確率はどうか。高いものとそうでないものが在り一律ではない。
この網にかかった人が問題を抱えている人ばかりかというとそういうこともない。
しかし極端に良い運勢の人あるいはその逆であることは確かである。だからこの11
4組に該当する人には特に興味が湧く。



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